ロンドン大学SOAS 大学院留学奮闘記

2017年9月からロンドンで修士号取得を目指す30代子持ちパパの家族帯同留学奮闘記

VISAについて

今回は英国に家族帯同且つ私費(会社が面倒見てくれないという意味で)で留学する場合のVISAについて書きたい。

 

同じようなステータスで留学する人が少ないことに加え、私の場合、私費でかなり金銭的にも苦しいことから留学エージェントのVISA申請サポートサービス等も使用しなかったため、このVISA申請においてはだいぶ情報取集することに苦労した。

 

しかも、英国移民局?が出しているVISAのガイダンスというか手引書もかなりいまいちなこともあり、不明点については、色々な方にご協力頂き、何とか申請まで辿り着いたというのが正直なところだ。

 

具体的に悩んだところ等について以下に記載したい。

①財政証明

家族帯同での申請の場合、次のような申請になる。

本人:Tier 4 (General) Student

配偶者:Tier 4 (General) Dependant Partner

子供: Tier 4 (General)  Dependant Child

 

VISA申請で一番悩んだのは財政証明であった。

英国の場合、HEI且つに指定されている教育機関の場合且つ日本人の場合は、原則として財政証明の提出は不要になる。正確に書くならば、時々提出を求める場合があるから、念のため用意はしろと建前上は指示されているが、提出を求められることはほぼないと言った具合か。

実際、求められた人に出会ったことがないので、留学生本人については本当に不要だと思う。むしろ、求められたら、すごい確率を引き当てたなと逆にその確率に感心していいレベルかと。。笑

 

そこで、最も悩んだのが、本人は不要であるけれども。妻と子供はどうすべきかという点である。

実際、手引書みたいなのを読んでみたけど、いまいち明確な答えはなかった。

また、周りの家族帯同者に聞いていたりもしたが、準備した人もいれば、準備しなかった人もいるといった具合か。

 

私の場合は、結局妻と子供の分については、念のため用意をすることにした。とは言え、多分いらないのだろうなと思っていたころもあり、書式やらなんやらかなり細かく要求事項が列挙されていたが、完全に満たしてはしていなかったと思う。最低限連続した28日間妻と子供の分としてルール上求められた金額が入っていますよという通帳と翻訳証明だけ準備して提出した。

 

実際、窓口(東京のVISAセンターの場合はあくまでも英国大使館から委託を受けた代行業者のため良いか悪いかの判断は絶対にしてくれない)では、「提出されますか?」と聞かれて、多分いらないんだろうなと思ったけど、まぁ準備もしたし、提出することにした。

 

結論としては、恐らくではあるが、同時に申請する場合は不要である。別々に申請する場合もいらない気がするのだが、なんとなくリスクを感じるので、念のため準備し置いたほうが良い気もする。

 

翻訳業者はくまざさ社という会社を利用したが、すぐに対応してくれて且つ値段も安かったので良かったと思う。

 

english-cvs.kumazasa.co.jp

 

そんなこんなで、かなり悩んだが、何とか申請まで漕ぎつけた。

②予約時間

それぞれ予約システム上は、時間を予約する必要があるけれども、実際は三人分まとめて窓口で対応してくれるので、適当に予約して問題ないかと思う。

自分も予約の時、息子の予約だけ少し離れてしまい、心配だったが、すべて杞憂だった。最初の時間帯の人に合わせて全員一緒に提出する。

 

③プライオリティサービス

自分の場合は別の記事で書いた通り、自分のみ先にだいぶ早いタイミングでカンボジア渡航する必要があったため、とにかく高かくて躊躇したが、カンボジアに行く直前でソワソワするのも嫌だったので自分のみプライオリティサービスを申し込んだ。

ただ、運が良いのか何なのかわからないが、結果としては、家族全員分5営業日くらいで返送されてきた。(まぁ後述するがそこから悲劇は始まるのだが・・・)

 

なので、まとめて申請する場合、運が良いと一人分の金額で全員返送されてくることもある。(ただ、これがラッキーだっただけかどうかはわからない)

 

④息子のVISAが間違えていた

そんなこんなで、予定よりだいぶ早く返ってきたラッキーと思ったのも束の間、悲劇は起こった。

VISAセンターで入手したVISAを確認していると、

 

息子のVISAの表記が間違ってるーーーー。

 

具体的には、英国VISAの場合、VISA申請時に入国予定日を書く欄があり、それをもとにして、最初の1か月間の仮VISAみたいなものが交付されて、後日入国後に本VISAに切り替えみたいな手続きが必要になるのだが、息子のVISAはなぜか自分の入国日よりだいぶ早い時期が記載されており、実際の入国予定日には既に仮のVISAの有効期限が切れているという笑えない話である。。。

 

一気にテンションが下がったけれども、申請書類は合っているし、完全に英国移民局のミスだから、すぐに解決してくれるだろうと思ったのが、そこからが長かった。

 

1.すぐにVISAセンターで修正を依頼する(⇒うちはあくまで代行なんで、本国の移民局に問い合わせてくださいと冷たく問い合わせのURLだけ渡される)

2.指定されたサイトにアクセスすると、まさかメールの問い合わせが有料(しかも確か1000円くらいとられた気がする)。さすがに腹が立ったが、ここでキレて取り消しになっても困るし、おとなしく問い合わせをする。

3.2日後くらいに担当者に確認をするための情報を教えろと言われ、パスポート番号やらなんやら色々記載して返信。(⇒それから一切返信がこなくなる)

4.1週間後、早く返事くれとメールするもガチスルー。

5.それから3日後位に、メールが来たので、「おっ修正か」と期待してメールを見ると、パスポート情報は関連する部署に提出されたという定型案内文が送られてくる(1週間以上も前に提出したのに対応遅すぎだろガチでイライラする)

6.その後、2週間音信不通になり、しびれを切らして、再度情報をアップデートするよう、メールする。そして、華麗に無視される(またイライラ)。

7.それから3日後、修正の準備が整ったから、VISAセンターに行くよう指示される。

8.VISAセンターに行って再度パスポート提出。(⇒別に急いで対応するわけでもなく、また2~3週間待つよう言われる)←今ココ。

 

全く謝罪もなければ、問い合わせ費用や新橋への交通費やら追加コストがかかっても特に補てんもない且つ対応遅すぎでイライラしながらも、VISA申請を取り消されても困るので、ひたすら忍耐。

 

というわけで、私が伝えたいのは、間違っている可能性があるので、届いたVISAは必ずくまなくチェックしたほうが良いです。

 

そんなこんなで苦労したVISAもようやく全員分揃いそうです(これで修正版VISAも間違えていたら笑えないですが・・・)。